就職活動は、自分の将来の人生を決める大事な活動です。
しかし、面接で不採用が続くと、このような気持ちになる方もいるのではないでしょうか。
- 「自分には本当に価値があるのだろうか?どうしてこんなにうまくいかないんだろう・・・」
- 「このまま内定がもらえなかったら、将来はどうなってしまうのか・・・」
- 「こんなに頑張っているのに、どうして結果が出ないの?もう無理かもしれない・・・」
- 「そもそもキャリアの方向性はこれで合っているのだろうか?・・・」
- 「どうして私を選んでくれなかったの?熱意やスキルを伝えたのに・・・」
そこで、今回は「面接で落ちて自信喪失した」との悩む方に、7回の転職を通じて100回以上の面接不採用実績を持つ笑、キャリアコンサルタントが受け止め方をお伝えしますので、よかったら参考にしてください。
「落ちた」のではなく、縁がなかった
「面接は対等」という考え方
不採用通知を受け取ると、「採用側が自分を落とした」と感じがちです。
これを「落ちた」と捉えるのではなく、「お互いにご縁がなかった」と考えることが大切です。
あなたも会社を選ぶ立場にあり、そういう意味では、あなたも会社を「落とす」ことができます。
「縁がなかった」と対等な関係であることを意識することで、気持ちが楽になります。
応募先の求める人材像に合わなかった
企業が求める人材像やスキルと、自分の持っているものが合わなかった可能性があります。
そうであれば、入社後のミスマッチで後悔するよりも、入社前にご縁がなかった方が良かったと受け止めましょう。
面接経験が足りなかった
経験を積むことで内定率が上がる
面接は自転車に乗ることに似ています。
初めはうまくいかなくても、経験を重ねることで徐々に慣れていきます。
ところが、数回の不採用であきらめてしまう人がいます。
せっかく慣れてきたのに、もったいないことです。
面接は数をこなすことでコツをつかみ、内定を得られる確率が上がります。
転職会社の調査によると、内定を得られるための応募社数は平均20社前後、面接は10社前後との調査結果が出ています。
もし、面接を10社以上受けてみて不採用になってしまった場合、別の問題が考えられますので、キャリアカウンセラーなどに相談してみるのも一つの方法です。
求める人材や自分の強みを把握していない
面接に臨む際、企業が求める人材や自分の強みや特徴を把握していないと、企業とのミスマッチが生じることが多くなります。
「自分には特別な強みがない」「企業が求めるスキルがない」と思い込んでしまう人もいますが、意外と気付いていないだけかもしれません。
そこで、友人やキャリアカウンセラー、就職支援機関や人材エージェントの担当者などに自分の強みを探し出してもらうのも良い方法です。
他者の目から見てもらうことで、新たな気付きを得られることがあります。
採用担当者も人選を誤ることがある
面接官が採用のスペシャリストとは限らない
どんなに優れた採用担当者でも、数時間の面接で応募者の適性を見極めるのは難しいものです。
また、人事とか面接官と聞くだけで、圧倒されることもあるでしょうが、経験の浅い担当者が面接を行う場合もあります。
人事職に異動して間もない人や、人事の経験が全くない管理職が面接するケースも多々あります。
採用選考は、時に運や縁に左右されることもあるのです。
能力や経験ではなく好き嫌いで選ばれることも
同じポジションに複数の応募者がいる場合、能力や経験とは関係なく、人事担当者と応募者の相性によって選ばれることもあります。
相手に合わせようとするのもよいですが、無理して合わせすぎると入社後に後悔する可能性があります。
「自分のほうが経験やスキルがあるのに、なんであの人が採用されたの?」という場合、相性の良さによって選考に至った可能性が考えられます。
自分の能力ではなく社内の事情かも
もしかすると、あなたの知らないところで、下記のようなことが起こっているかもしれません。
身内や知人を優先して採用した
採用側の立場から見ると、全く知らない人よりも、友人や身内などの気心の知れた人と働くほうが、コミュニケーションがスムーズになるという利点があります。
そのため、一般の募集をかけつつも、身内や知人が見つかれば、そちらを優先して採用することがあります。
社内人材でやりくりできた
当初は人手不足感があり、求人募集をかけたものの、業務改善などで「社内の人材でやりくりできそうだから採用を中止しよう」などの動きがあったかもしれません。
まとめ
最終的に、面接での不採用を乗り越えるためには、以下のポイントを意識することが重要です。
面接不採用時の受け止め方
- ご縁がなかった
面接結果を「落ちた」と受け止めず「お互いにご縁がなかった」と考えることで、ポジティブな気持ちを持ち続けることができます。 - 企業と自分との接点が弱かった
自己分析を行い、自分の強みや価値観と求める人材像との接点を見つけましょう。これにより、次回の面接で自分をより効果的にアピールすることができます。 - 経験が足りなかった
面接は経験を重ねることで上達します。数をこなすことで自信をつけ、内定を得る確率を高めましょう。 - 自分ではどうにもならないこともある
採用は運や社内事情にも左右されることがあるため、自分の能力だけでなく、さまざまな要因が影響することを受け入れましょう。
もし、一つでも参考になったものがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。
みなさんの就職活動が上手くいくことを願っています。
なお、本記事を執筆したキャリアリカバーでは、面接で語れる履歴書の書き方や、自然体で語れる面接対策などのセッションを行っています。
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