「男性育休、取りたいけれど何から考えればいいのか分からない」
私も同じでした。
私は2017年、男性の長期育休の前例がない職場で、6か月の育児休業を取得しました。第一子のときは取っていません。転職7回、31歳で失恋するまでキャリアに何の考えもなかった私が、なぜ育休を取ることになったのか。
このページでは、男性育休について調べている方に向けて、悩み別に記事をご案内します。あわせて、私自身の体験をまとめた著書もご紹介します。
男性育休の悩みを解決する記事まとめ
男性育休は何か月取ればいい?
男性育休は何か月がおすすめ?6か月取得したキャリアコンサルタントが期間の決め方を解説
最新データでは1〜3か月未満が最多。期間を決める4つの視点、1か月・3か月・6か月・1年それぞれの考え方、2017年と2026年の制度の違いまで整理しています。
育休を職場にいつ、どう伝える?
男性育休で評価が下がる?職場の目は?仕事上のデメリットと対処法
評価や職場の目が気になる方へ。4つのデメリットと5つの対処法
職場や上司への育休相談・申出は、いつ、どのタイミングで言う?
前例のない職場で、私が安定期を過ぎてから申し出た理由と、その直後に起きたこと。
引継書の作り方、一斉メールへの反応、休みに入るまでの立ち回り。
そもそも育休とは?取得率の数え方は?
男性育休取得率100%は取得期間1日でもカウントされるって本当?計算方法や取得期間の平均は?
共働き家庭の家事・育児分担をどうする?
【共働き家庭】夫の家事分担「ゴミ出し」が「ゴミ運ぶだけ」なのは、おかしいと思う方必見!
男性育休の体験談|前例のない職場で6か月取った記録
私の育休体験は、Kindle2冊にまとめています。育休を取るまでが「準備編」、育休が始まってからが「実践編」です。
準備編|育休を取ると決めてから、第二子誕生まで
『パパの育休宣言(準備編)育休で実現するキャリアアップ戦略』
第一子で取らなかった後悔から、夫婦での話し合い、6か月に決めた理由、前例のない職場への申出と引継ぎ、そして第二子の誕生まで。全9章の流れは次のとおりです。
- 家事育児で大切にしたいライフキャリア思考とは? — きっかけは自身の失敗による失恋と自己内省
- 育休を取得したきっかけとなったライフキャリア理論との出会い — 解雇、パワハラを経て大学キャリアセンターへ。そして婚活からパートナーとの出会いまで
- 育休を取得しなかった後悔 — 第一子誕生から学んだ共働き家事育児の重要性
- 男性育休取得の決断にあたり検討したこと、育休期間を6か月にした理由
- 育休取得を職場や上司に申し出るタイミングと留意したこと
- 育休開始日まで上司や同僚との関係を維持する職場での過ごし方
- 妊娠前から妊娠中期の家庭生活 — 共働き家庭の家事育児分担と長女のイヤイヤ期
- 妊娠後期の家庭生活 — 家事育児分担の見直しと切迫早産
- 共働き家庭の臨月の家庭生活と破水、そして第二子の誕生
こんな方に
・これから育休を取るか迷っている方
・何か月取るかを考えている方
・職場にどう伝えるか悩んでいる方
📖 第1章を試し読みする|31歳の失恋が、すべての始まりでした
キャリアとライフキャリアの違い
まず、私が育休取得を決めるうえで重要なポイントとなる「ライフキャリア」の考え方をご紹介します。
「キャリア」という言葉は定義が曖昧で、人によって捉え方が異なります。多くの方は、仕事を通じて歩んできた道のり、身につけた知識やスキル、昇進や地位の向上といったイメージを持たれているのではないでしょうか。
一方「ライフキャリア」は、仕事だけでなく、家事や育児、趣味や遊び、学び、地域生活やボランティアなど、人生の様々な役割における経験を通じてキャリアを形成することです。キャリアが職場を軸としているのに対し、ライフキャリアは個人の人生を軸としています。
私自身、30代前半まではライフキャリアどころかキャリアの発想すらなく、その日が楽しければそれでOKな人間でした。キャリアを本気で考えるようになったのは、恥ずかしながら、キャリア支援業務に携わった33歳の頃です。
仕事は適当、会社選びも適当だった20代
振り返ってみると、私が子どもの頃の1970年代から1980年代は、「男性は仕事、女性は家庭」という考え方が当たり前の時代でした。私の家庭も父親が会社員、母親が専業主婦。父親の帰宅は深夜になることが多く、一緒に過ごしたのは主に日曜日だったのを記憶しています。
1993年、大学4年生だった私は、バブル経済の崩壊で新卒採用が厳しい状況にもかかわらず、就職への関心が薄く遊びやアルバイトに明け暮れていました。
友人が内定を得始めた夏頃にようやく就活を始めましたが、自己分析や企業研究をせず、求人情報雑誌をパラパラとめくっては適当に応募。数だけはこなして内定を得たものの、会社選びの基準が分からず、インスピレーションで最初の会社を選びました。
そんな場当たり的な職業選択と、頑固で融通の利かない性格も相まって、衝動的な転職を繰り返し、気がつけば31歳で転職回数は3回。当時の転職市場では「転職は3回、35歳まで」と言われていたので、イエローカード状態です。
人生に“家庭”が加わるきっかけになった失恋
そんなキャリアとは縁のなかった私が、考え方を変える大きな出来事がありました。
それは、失恋です。
31歳の頃、結婚を前提にお付き合いしていた方がいました。私は彼女より友人との付き合いを重視し、転職の際も相談せず、彼女をおざなりにしていました。それが原因で彼女から別れを告げられ、結婚の機会を失ってしまいました。
振り返ると、振られて当然の行動でした。思い出すたびに情けなくなります。しかし、この失敗が自分の人生を見つめ直す大きな転機となりました。それまでは「仕事はほどほどで友人と楽しく過ごせればいい」と考えていましたが、「友人も大切だが、パートナーや家庭を大事にしたい」という思考に変わりました。
あの時、彼女が私を振らなければ、私はパートナーや家族の大切さに気付くことがなかったかもしれません。そんな彼女には今でも感謝しています(当時はとてもショックでしたが)。
私のライフキャリア重視の考え方が生まれたのは、失恋によって大切な人を失い、その原因となった自分の考えを見直そうとしたことがきっかけでした。
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実践編|育休6か月の暮らしとキャリア
『パパの育休宣言(実践編)不器用パパの育休6か月奮闘記』
1日の過ごし方、夫婦同時育休、ワンオペ、そして育休中に考えたキャリアのこと。準備編の続きにあたります。
こんな方に
・育休を取ることが決まっている方
・育休中の1日の過ごし方をイメージしたい方
・育休をキャリアにどう活かすか考えたい方
なお、キャリアリカバーでは、男性育休6か月の経験を持つ国家資格キャリアコンサルタントが、仕事と家庭の両立や育休とキャリア形成についてのご相談をお受けしています。関心のある方はキャリアリカバーのホームページもご覧ください。
